伝えたいことを明確にすることが大切なのですが、伝えることでどんな結果・行動を起こしたいのかを考えておくことが大切です。もしそれが、冊子づくりでなければ、チラシや広告になります。
そう、冊子というのは、企業の方向性やカラー、歴史を含めたアイデンティティを伝えるのに優れたツールです。
もちろん、個人的な思いをつづる場合や忘備録であっても、客観性を大切にした内容であることは大切です。
コピーやデザイン、編集などのテクニックや技術も大切ですが、
冊子づくりでは、情熱をプラスすることを忘れずに作りましょう。
1. 「課題は何か」からはじめよう
①商品やサービスの魅力を伝えきれていない。
②競合他社との差別化ができていない。
③営業トークやクロージングのための表現ができていない。
④お客様のニーズを知りたい。
⑤営業力が弱い。伝える力が弱い。
⑥社内の意識統一や強い想いの醸成が必要
⑦伝え残したいことがあるなど、クリアしたい課題を明確にしてみましょう。
ただ、作るといいなだけでは弱いので、課題をしっかりととらえてみましょう。
2. 解決のアイデアを練る
課題が見えてきたら、できれば社内ファシリテーションで、課題解決のためのアイデアを練ってみることもお勧めします。
3. 冊子の配布方法を考える
もし冊子を作るならば、配布方法を考えておきましょう。
一番効果的なのは、手渡しですが、郵送、同梱、店頭置きや協力者をあたるなどの方法もあります。
一般の方々に配布を考えるとき、作ることばかりにとらわれず、継続できる配布企画をしっかり組み立てることが重要です。なぜなら、配布に予算がかかるからです。配布にかかる予算もしっかりと計算してみましょう。
4. 表現は「冊子」だと確認する
課題と解決のためのアイデアが見えてきたら、冊子で表現すべきことを確認します。
ものによっては、チラシや広告、ネットなどの表現も出てきていることでしょう。
冊子という紙で表現することで、目から入る情報を、意識や記憶として、人の脳に働きかけることができます。
5. では、冊子では、何を伝えるのか
いくつか例に挙げてみます。1冊で完結することもありますが、継続発行も考えてみましょう。
①商品やサービスの良さを伝える
②自社の強みを特集する
③お客様の声を盛り込んだ表現をする
④読ませる内容にして、お客様の参加を図る
⑤社員のためのマニュアル本や手順確認書など
⑥意識づくりのための社内報
⑦伝えたいことを軸にコンテンツ・内容を整理してみる
冊子を作って表現したいこととは何かが、見えてきたでしょうか。
紙での表現は、デザインを含め自由な表現ができることが魅力です。
「何を伝えるか」が明確になれば、あとは表現をしてみるだけです。
頑張って、トライしてみましょう。
おすすめの本・アプリ
▼ファシリテーションにおすすめ
一人で考えたり悩むのは、もったいない!みんなでファシリテーションすれば、会議の中から、ざくざくとアイデアや突破口が出てきます。ぜひ身に付けたいスキルです。まずは入門書!
▼冊子づくりに応用できそう
プロがいなくても、ある程度のクオリティ編集ができるツールです。
取り入れてみるのも一つの手ですね。